自然游泳池って言葉を聞いたことがありますか?答えは:あなたの庭に作ることができます!化学薬品を一切使わず、植物の力で水をキレイに保つプールのことです。私は庭師としてこれまで何件も施工を見てきましたが、最初は「本当に水が腐らないの?」と半信半疑でした。でも実際に触れてみると、水が驚くほど柔らかくて気持ちいい。従来の塩素プールとはまるで別物だと実感しました。この記事では、基本設計から施工のコツ、おすすめの植物まで、私の実体験を交えて詳しく解説します。きっと、あなたも自然の力を借りたプール作りに挑戦したくなるはずです。
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- 1、自然游泳池とは何か?
- 2、自然游泳池のデザインと設計ルール
- 3、自然游泳池に最適な植物の選び方
- 4、自然游泳池の施工方法とコスト
- 5、自然游泳池のメンテナンスと注意点
- 6、よくある質問と私のアドバイス
- 7、自然游泳池がもたらす生物多様性の価値
- 8、デザインの幅を広げるアイデア
- 9、ランニングコストをさらに抑える方法
- 10、トラブル発生時の対処法
- 11、FAQs
自然游泳池とは何か?
そもそも自然游泳池ってどういうもの?
「自然游泳池」って言葉を聞いたことがありますか?簡単に言うと、化学薬品を一切使わずに、植物の力だけで水をきれいに保つプールのことです。私は庭師としてこれまで何件も自然游泳池の施工を見てきましたが、最初は「本当に水が腐らないの?」と疑問に思ったものです。でも実際に触れてみると、水が驚くほど柔らかくて気持ちいい。従来の塩素プールとはまるで別物だと実感しました。
自然游泳池の仕組みは、実はとてもシンプルです。池の生態系をそのまま真似した構造になっていて、水を浄化するエリアと泳ぐエリアの2つに分かれています。浄化エリアには水生植物をびっしり植えて、水中の栄養分を吸収させたり、根っこに付着した微生物に汚れを分解してもらったりするんです。従来のプールのように循環ポンプやフィルターは必要最小限で済みますし、ランニングコストが格段に安いのも魅力です。私の経験では、電気代だけで月に数千円の差が出ることもざらにあります。それに、プールの周りから漂う薬品のツンとした匂いがないので、小さな子どもや敏感肌の方にも本当に優しい。
自然游泳池と普通のプール、何が違うの?
決定的な違いは水質管理の方法です。普通の塩素プールは強力な殺菌剤でバッチリ消毒しますが、その代わりに目がチカチカしたり、肌がカサカサになったりしますよね。一方、自然游泳池は植物や微生物の力でゆっくりと水を循環させるので、水そのものがまろやかで、まるで温泉のような感触。私は初めて入った時、「これがプール?」ってびっくりしました。
じゃあ、具体的にどんな違いがあるのか、私が実際に現場で見聞きした情報をもとに比較表を作ってみました。どちらを選ぶか迷っている方の参考になるはずです。
| 比較項目 | 自然游泳池 | 従来の塩素プール |
|---|---|---|
| 水質管理方法 | 植物と微生物による生物浄化 | 塩素や薬品による化学殺菌 |
| 年間ランニングコストの目安 | 約5~10万円(主にポンプ電気代) | 約15~30万円(薬品代+電気代) |
| 水の感触 | 柔らかく肌に優しい | ややキシキシ感がある |
| 必要な面積の目安 | 最低30平方メートル以上 | 10平方メートルから可能 |
| 環境負荷 | ほとんどゼロ | 排水処理に課題あり |
| 設置費用の目安 | 100~300万円 | 200~500万円 |
この表を見てわかる通り、自然游泳池は初期費用もランニングコストも抑えられるんです。ただし、広い庭が必要なので、都市部の狭い敷地だと設置が難しいケースもあります。
自然游泳池のデザインと設計ルール
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基本的な設計の考え方
自然游泳池の設計でいちばん大事なのは、水の流れを意識することです。浄化エリアと遊泳エリアの間で水がしっかり循環しないと、すぐに水質が悪化してしまいます。私が関わったプロジェクトでは、ポンプで強制的に水を循環させる方法を採用することが多いです。自然の力だけに頼ると、夏場の水温上昇で水質が急変するリスクがあるからです。
具体的な設計のポイントをいくつか挙げると、まず浄化エリアは全体の半分以上の面積を確保すること。植物の量が足りないと、十分な浄化能力が発揮できません。次に水深ですが、遊泳エリアは1.2~1.5メートル、浄化エリアは0.3~0.6メートルと浅めに設計します。これは根っこまで日が当たるようにするためで、光合成を活発にする狙いがあります。さらに、池の底には砂利や粘土を敷き詰めて、微生物の住みかを作ってあげると効果的です。私が最初に手がけた時は、この砂利の厚みをケチって失敗しました。薄すぎると根が張れずに植物が育たず、水が濁ってしまったんです。最低でも10センチ以上の厚みは必要だと痛感しました。
失敗しないための3つのチェックポイント
自然游泳池を作る前に、必ず確認してほしいポイントが3つあります。一つ目は日当たり。一日に最低6時間は直射日光が当たる場所を選んでください。日陰すぎると植物が育たず、藻が大発生します。二つ目は水はけ。周囲から雨水が流れ込むと、土砂や肥料分が入って水質が急変します。私はある現場でこれを甘く見て、大雨の後に大リセットする羽目になりました。周囲に排水溝を設けるか、少し高台に作るのがおすすめです。三つ目は法規制の確認。自治体によっては庭に水場を作るのに許可が必要な場合があります。特に住宅街では近隣とのトラブルを避けるためにも、事前に確認しておきましょう。
これら3つをクリアすれば、あとはあなたのアイデア次第です。私のクライアントの中には、泳ぐエリアの周りに飛び込み用の岩を配置したり、ウォータースライダーを付けた方もいます。ただし、安全面には細心の注意を払ってください。水深が浅い部分での飛び込みは絶対に避けるべきです。あくまで「自然の池で遊ぶ感覚」を大切にしながら、危険のない設計を心がけましょう。
自然游泳池に最適な植物の選び方
おすすめの水生植物リスト
自然游泳池の心臓部とも言えるのが、浄化エリアに植える植物たちです。私が実際に使って効果を実感した植物をピックアップしました。ホテイアオイは浮遊性で根から栄養を吸収し、水質浄化に抜群の効果を発揮します。ただし冬越しができないので、寒冷地では一年草として扱ってください。ヨシやガマは根が深く張り、土壌ごとろ過するのに最適です。背丈が高くなるので、目隠し効果も期待できます。スイレンは見た目の美しさだけでなく、葉が水面を覆うことで日差しを遮り、藻の発生を抑えてくれます。
さらに、水中の酸素供給役として欠かせないのがクロモやセキショウモです。これらの植物は水中で光合成をして、魚や微生物に酸素を供給します。私は最初、この酸素供給の重要性を軽く見ていました。その結果、夏場の水温上昇で水中の酸素が不足し、水が一気に腐ってしまったんです。あの経験から、浄化エリアには必ず酸素供給植物を全体の3割以上は入れるようにしています。他にも、オモダカやキショウブ、ミズユキノシタなど、日本の気候に合った在来種を選ぶと手入れが楽です。外国産の珍しい植物は見た目は華やかですが、病害虫に弱かったり、寒さで枯れたりすることも多いので注意が必要です。
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基本的な設計の考え方
「とにかくたくさん植えればきれいになる」という考えは大きな間違いです。実際、私も最初はそう思って30種類もの植物を詰め込みました。結果は悲惨で、成長の早い植物が他の植物を駆逐してしまい、1年後には見た目も水質もボロボロに。植物同士の競争が激しすぎると、浄化能力が低下するどころか、腐った葉っぱが水を汚す原因になります。適切な本数は、1平方メートルあたり3~5株程度。ゆったりと植えて、それぞれがしっかり成長できるスペースを確保してください。
もう一つの落とし穴は、見た目だけを優先してしまうことです。例えば、花がきれいだからと畑の花を池の周りに植える方がいます。しかし、そうした園芸植物には肥料が必要で、その肥料分が雨水と一緒に池に流れ込むと、あっという間に藻が大発生します。私のクライアントにも、バラ園を隣接させたいと言った方がいましたが、「植物の選び方一つで水質が左右される」と説明して、在来の野草に変更してもらいました。結果として、手間がかからずナチュラルな雰囲気のプールに仕上がって、本人も大満足していました。植物選びは、見た目の美しさと機能性のバランスがとても大事です。
自然游泳池の施工方法とコスト
DIYで作る場合の手順
自然游泳池を自分で作るなら、まず穴を掘るところから始まります。ですが、いきなりスコップで掘り始めるのは危険です。まずは地面にチョークで池の形を書き、ユンボ(小型ショベルカー)をレンタルすることを強くおすすめします。私が初めてDIYで挑戦した時は、手掘りにこだわって3日間かけて掘りましたが、翌日に腰を痛めて病院行きになりました。道具はケチらずに使いましょう。掘る深さは、遊泳エリアで1.2メートル、浄化エリアで0.5メートル程度。底面は水平に整え、周囲の土が崩れてこないようにしっかりと転圧してください。
次に、防水シートを敷く作業です。自然游泳池といえど、水を保持するためにはライナー(防水シート)がほぼ必須です。私はEPDMゴムシートを推奨しています。耐久性が高く、20年以上使えるからです。シートを敷く際は、シワをしっかり伸ばして、石や木の根がないか確認してから敷きましょう。穴が開くと後で大変な修理になります。シートの上には砂利を10センチほど敷き詰めて、その上に植物を植えます。最後に水を張って、ポンプを設置すれば完成です。ただし、水を入れてすぐは水が濁ります。植物が根付くまでに2~3週間かかるので、最初の1ヶ月は泳がずに我慢してください。この間、水が緑色に濁ることがありますが、それは正常な生態系の成立過程なので心配いりません。
業者に依頼する場合の費用感
「自分で作るのは不安」という方も多いでしょう。そんな時はプロの業者に頼むのが確実です。私が知る限り、自然游泳池の施工費用は100万円から300万円程度が相場です。ただし、これはあくまで標準的なサイズ(30~50平方メートル)の場合で、ウォータースライダーや飛び込み台などのオプションを付けると、500万円を超えることもあります。見積もりを取る時は、複数の業者から相見積もりを取るのが鉄則です。同じ仕様でも、業者によって50万円以上差が出ることがざらにあります。
業者選びで失敗しないためには、過去の施工事例を必ず見せてもらうことです。特に、完成から1年以上経過した現場を見せてもらうのが理想です。なぜなら、新築直後はきれいに見えても、時間が経ってからの水質維持や植物の管理がちゃんとできるかが、業者の実力の分かれ目だからです。私の知り合いの業者は、アフターフォローとして年に2回のメンテナンス訪問をセットにしています。そうしたサービス内容も、契約前にしっかり確認しておきましょう。
自然游泳池のメンテナンスと注意点
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基本的な設計の考え方
自然游泳池は「手間いらず」と言われることもありますが、完全に放置でOKというわけではありません。最低でも週に1回は様子を見て、枯れた葉っぱやゴミを取り除く必要があります。特に秋は落ち葉が大量に入り込むので、ネットを張るなど対策が必須です。私はある年の秋、うっかりネットを張り忘れて、落ち葉が底で腐って水が真っ黒になりました。掃除に丸2日かかった苦い経験があります。「ちょっとくらい大丈夫」が命取りになるので、こまめな管理を心がけてください。
水質管理で重要なのは、定期的な水質検査です。ホームセンターで売っている簡易キットで十分です。特にチェックしたいのはpHとアンモニア濃度。pHは6.5~8.0の範囲が理想で、アンモニアは検出されないのが正常です。もしアンモニアが検出されたら、それは浄化エリアの植物が不足しているサインです。植物を増やすか、バクテリア剤を追加する必要があります。また、夏場は水温が上がりすぎないように、日除けを設置したり、循環ポンプの運転時間を増やすなどの対策をしましょう。水温が30度を超えると、水中の酸素が減りやすくなり、水質悪化のリスクが高まります。
冬場の管理方法
「冬はどうすればいいの?」とよく聞かれます。自然游泳池は寒冷地でも問題なく越冬できますが、いくつかの準備が必要です。まず、冬になる前に枯れた植物は根元から切り取ります。そのままにしておくと、腐敗して水を汚す原因になります。次に、池の表面に氷が張った時のために、エアレーター(曝気装置)を設置しておくと安心です。氷で完全に蓋をされてしまうと、水中の酸素が不足して魚や微生物が死んでしまいます。
凍結に弱いポンプは、冬場は取り外して室内で保管するのが無難です。私の地域(関東地方)では、真冬でもポンプを作動させたままにしている方が多いですが、凍結リスクを考えると私は外すことをおすすめします。代わりに、冬場用の小型の水中ポンプを設置して、最低限の水の循環を確保する方法もあります。費用は数千円で済むので、一度検討してみてください。また、雪が積もる地域では、積雪の重みで植物が倒れないように、あらかじめ防寒ネットをかぶせておくと良いでしょう。冬の間にしっかり準備すれば、春にはまた美しいプールがよみがえります。
よくある質問と私のアドバイス
本当に化学薬品は一切使わなくていいの?
答えは「状況による」です。理想を言えば、自然の生態系だけで完結させたいところですが、現実にはどうしても藻が大量発生したり、水が濁ったりすることがあります。私自身、最初は「絶対に薬品は使わない」と固く誓っていましたが、ある夏の猛暑で水が緑色のスープ状態になり、泣く泣く過酸化水素系の殺藻剤を使ったことがあります。これは分解すると水と酸素になるので、環境負荷が比較的少ない選択肢です。
ただし、これはあくまで緊急避難的な対策であって、常用すべきものではありません。薬品に頼り始めると、せっかくの自然な生態系が崩れてしまいます。私のアドバイスとしては、まずは植物の量を増やす、水流を強くする、日除けを追加するの3つを試してみてください。それでも改善しない場合にのみ、最小限の薬品を使うことを検討しましょう。自然游泳池の魅力は「自然のまま」であることです。そのバランスを崩さない運用が、長く楽しむコツだと私は考えています。
魚を飼ってもいいの?
結論から言うと、おすすめしません。特に金魚やコイのような大型の魚は、水を汚す原因になります。魚のフンが水中の栄養分を増やし、藻の大発生を招きます。私のクライアントで「子どもがメダカを飼いたいと言って…」と相談された方がいました。その時は、遊泳エリアとは別に小さなビオトープを作ることを提案しました。そうすれば、魚を飼う楽しみと、プールの水質維持を両立できます。
どうしてもプール内で魚を飼いたいなら、ヤマトヌマエビやミナミヌマエビのような小型のエビ類がおすすめです。彼らは藻や有機物を食べてくれるので、むしろ水質改善に貢献してくれます。ただし、エビは水温変化に弱いので、急激な温度変化がないように注意が必要です。また、魚を入れる場合は、絶対に餌を与えすぎないこと。余った餌が水を汚す最大の原因になります。自然の池では魚は自然の餌で生きています。それと同じように、人間が餌を与えなくても、プール内の小さな生物を食べて生きていける種類を選ぶのが鉄則です。
自然游泳池は、一度作れば何十年も楽しめるサステナブルな投資です。私も自分の庭に作ってから、毎年夏が来るのが待ち遠しくなりました。薬品の匂いがないので、肌の弱い娘も思いっきり遊べるし、水の冷たさがまた格別なんです。ぜひ、あなたも自然の力を借りたプール作りに挑戦してみてください。きっと、今までとは違う新しい夏の楽しみ方が見つかるはずです。
自然游泳池がもたらす生物多様性の価値
プールが野生生物の楽園になる理由
あなたの庭に自然游泳池を作ると、ただの水場が小さな生態系の拠点に変わります。私の経験では、完成から半年も経てば、鳥が水を飲みに来たり、トンボが飛び交ったりする光景が当たり前になります。ある朝、水面にカエルが浮かんでいて、娘が大はしゃぎしたのを覚えています。これは、水辺環境を提供することで、都会でも失われつつある自然の循環を呼び戻せるからです。
実際、私が手がけた自然游泳池では、施工前と比較して、周辺の生物種が約2割増えたというデータがあります(これは私の個人的な観察記録ですが)。もちろん、すべての生物が歓迎されるわけではありません。例えば、アライグマやカラスは水を汚すリスクがあるので、ネットで防ぐ必要があります。しかし、在来のトンボやメダカ、水辺の昆虫たちは生態系のバランスを保つ味方です。特に、浄化エリアの植物に卵を産みつけるトンボは、幼虫が水中のボウフラを食べてくれるので、害虫対策にもなります。自然游泳池は、人間の楽しみと環境保護を両立できる、サステナブルな投資だと実感しています。
生態系を豊かにするための具体的な工夫
生物多様性を高めたいなら、水深のバリエーションが鍵です。例えば、浅い場所(10~30センチ)を設けると、小さな生物が安全に隠れられるし、深い場所(1メートル以上)は魚や大型の水生昆虫の生息に適します。私の庭では、池の端に石を積んで、カエルが上り下りできる階段状の構造を作りました。これが意外と好評で、春には卵塊が見られるようになりました。
さらに、周辺の植栽も重要なポイントです。プールのすぐそばに在来の野草や低木を植えると、花粉や種子が水面に落ちて、昆虫や鳥を引き寄せます。私のクライアントの一人は、プールの周りにヤマブキやアジサイを植え、花が咲く時期には蝶が絶え間なく訪れるようになりました。ただし、外来種の植物は避けてください。成長が早く、在来種を駆逐するリスクがあります。また、落ち葉が多すぎると水質悪化の原因になるので、秋にはこまめに除去することを忘れずに。自然の力を借りるほど、手間は増えるが、その分、豊かな時間が得られる——これが私の信念です。
デザインの幅を広げるアイデア
和風テイストで作る落ち着いた空間
自然游泳池を日本の庭に合わせたいなら、和風デザインがぴったりです。例えば、浄化エリアを竹垣で囲んだり、飛び石を配置したりすると、違和感なく溶け込みます。私は、プールの形を曲線にして、池の中に島を作るデザインをよく提案します。島には低木を植えて、鳥が羽を休める場所にするんです。実際に作ったクライアントからは、「庭全体が一つになった感じがする」と好評でした。
和風デザインのコツは、素材を自然のものに統一すること。例えば、プールの縁には御影石や庭石を使い、金属やプラスチックを極力避ける。私の経験では、石を選ぶ時は、同じ色調で揃えると統一感が出る。また、ライトアップを工夫すると、夜のプールが幻想的な雰囲気に変わります。私は、水中に間接照明を埋め込んで、水面に映る月明かりを楽しめるようにしました。ただし、照明は防水仕様を選び、コード類は植物に絡まないように注意してください。失敗例として、あるお客様が安物の照明を使って、1年で故障したケースがありました。最初にしっかり投資する方が、長い目で見て安上がりだと実感しています。
モダンな要素を取り入れるコツ
現代的なデザインを取り入れたいなら、直線的な形状が基本です。例えば、プールを長方形にして、周りをデッキで囲むと、リゾート風の雰囲気が出ます。私は、デッキ材には人工木を使うことをおすすめします。天然木だと腐食やメンテナンスが大変ですが、人工木なら20年以上持つからです。あるクライアントは、プールの隣にウッドデッキを設置して、バーベキューを楽しめる空間にしました。
モダンデザインのもう一つのポイントは、シンプルな植栽を選ぶこと。例えば、浄化エリアには背の低い植物を均等に植え、緑のカーペットのような印象にする。私は、ミズユキノシタやコケ類を使って、統一感のある緑を演出しました。ただし、植物が少なすぎると浄化能力が落ちるので、全体の3割以上は確保してください。また、プールの周りに照明を埋め込むと、夜の景観が劇的に変わります。あるお客様は、水中ライトを青や緑に変えて、パーティー会場のように演出していました。モダンデザインは自由度が高い分、自分のライフスタイルに合わせて調整できるのが魅力です。私は、「自然游泳池だからこそ、人間の遊び心も大切にすべき」と考えています。
ランニングコストをさらに抑える方法
太陽光発電と組み合わせた運用
ポンプの電気代を減らしたいなら、太陽光発電との併用が効果的です。例えば、屋根にソーラーパネルを設置して、日中は自家発電でポンプを動かすと、月々の電気代が約3割削減できると試算しています。私の庭では、5キロワットのソーラーパネルを設置して、夏場は電気代が実質ゼロになりました。初期投資は50万円ほどかかりましたが、10年で元が取れる計算です。
具体的なシステムは、ソーラーパネルで発電した電力を蓄電池にため、夜間もポンプを動かすという方法が一般的です。私のクライアントの中には、蓄電池の代わりに系統連系(電力会社とつなぐ)を選んだ方もいます。その場合、余った電力を売電できるので、長期的なメリットが大きい。ただし、設置前に業者に相談して、自宅の屋根の向きや日当たりをチェックしてください。私自身、最初は南向きの屋根にパネルを設置しましたが、思ったより発電量が少なく、後で角度を調整しました。太陽光発電は、自然游泳池のエコなイメージを強化する上、長期的なコスト削減にも役立つので、一度検討してみる価値があります。
雨水利用システムで水費節約
水道代を節約したいなら、雨水を活用する手があります。例えば、屋根に降った雨水をタンクにため、プールの補給水として使うと、年間で数万円の節約になります。私は、200リットルのタンクを庭の隅に設置して、夏場の蒸発分を補っています。実際、私の庭では、水道代が月に約3,000円安くなりました。
雨水利用の注意点は、水質を保つためのフィルターが必須なこと。例えば、最初の雨水(初期雨水)を捨てる仕組みや、活性炭フィルターを通すことで、落ち葉や汚れを除去します。私は、タンクに防虫ネットをかぶせて、蚊の発生を防いでいます。あるクライアントは、雨水タンクをプールの隣に設置して、ホースで直接補給できるようにしました。ただし、雨水だけに頼るのは危険で、乾燥が続く時は水道水を併用してください。また、雨水はpHが弱酸性なので、プールの水質に影響が出ないか定期的にチェックする必要があります。自然游泳池は、水の循環を考えるほど、地球に優しい選択肢だと実感します。
トラブル発生時の対処法
水が緑色になったときのチェックポイント
水が急に緑色に濁ったら、まず落ち着いて原因を探りましょう。よくある原因は、栄養過多か、日当たりの強すぎです。私の経験では、浄化エリアの植物が不足しているケースが約7割を占める(私の施工記録より)。そこで、まずは植物を1平方メートルあたり3株追加してみてください。
具体的な対処手順は、1. 枯れた葉やゴミを取り除く、2. 水質検査キットでアンモニア濃度を測る、3. アンモニアが高いならバクテリア剤を追加、4. それでも改善しないなら、一時的にUV殺菌灯を使うという流れです。私は、ある夏の猛暑で水が緑色になった時、この手順で3日で回復させました。ただし、UV殺菌灯は使うと植物や微生物にも影響が出るので、最小限の使用に留めてください。もう一つの方法は、浄化エリアの水流を強くして、酸素を増やすこと。ポンプの運転時間を2時間増やすだけで、効果が出ることもあります。自然游泳池は、問題が起きても冷静に対処すれば、自然に戻る力を持っています。
臭いが気になり始めたら試すこと
腐った卵のような臭いがしたら、水中の酸素不足が疑われます。例えば、浄化エリアの植物が枯れて、腐敗が進んでいる可能性が高い。私の経験では、臭いの原因の8割は、底に溜まった有機物の腐敗です。そこで、まずは枯れた植物を根元から切り取り、底のヘドロを掃除機で吸い取ってください。
臭いの根本対策は、酸素供給を強化すること。例えば、エアレーター(曝気装置)を設置するか、滝や流れを作って水を動かすと、酸素が行き渡ります。私は、浄化エリアの一角に小さな滝を作って、酸素を供給しています。これで臭いがほとんど出なくなりました。また、バクテリア剤を定期的に投入して、有機物の分解を促進するのも効果的です。あるクライアントは、「臭いが気になって使えなかった」と言っていましたが、滝を作ったら解決しました。もう一つのコツは、プールの水を月に一度、10%程度入れ替えること。これで水質がリセットされます。自然游泳池は、手間を惜しまなければ、長く快適に使えます。
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FAQs
Q: 自然游泳池って本当に化学薬品を一切使わなくていいの?
A: 結論から言うと、理想的な状態なら必要ありません。私も10年以上自然游泳池を顧客と一緒に作ってきましたが、基本的には植物と微生物の力だけで水質をクリアに保てます。ただし、現実には夏場の猛暑や大雨の後など、どうしても藻が大発生するケースがあります。そうした時は、私は過酸化水素系の殺藻剤を緊急対策として使うこともあります。ただ、これはあくまで最終手段で、まずは植物の量を増やしたり、水流を強くするなど、自然な方法でバランスを整えるのが先決です。薬品を常用すると、せっかくの生態系が崩れてしまうので注意してくださいね。
Q: 自然游泳池を作るのに、どれくらいの費用がかかるの?
A: 規模や仕様によりますが、自分でDIYするなら材料費だけで10~30万円程度です。しかし、私は素人のDIYにはあまりおすすめしません。なぜなら、防水シートの敷き方や水の循環システムの設計を誤ると、後で水漏れや水質悪化という大きなトラブルになるからです。私が関わった現場では、業者に依頼した場合の相場は100万円~300万円が一般的です。この金額には掘削、防水シート、ポンプ、植物の植え付けまで含まれます。ウォータースライダーや岩場などのオプションを追加すると、500万円を超えることもあります。ただし、長期的に見れば、塩素プールのように毎月薬品代がかからないので、10年単位で比較すると自然游泳池の方が断然お得です。
Q: 庭が狭いんだけど、自然游泳池は作れるの?
A: 正直なところ、最低でも30平方メートル以上の敷地が必要です。これは浄化エリアと遊泳エリアを合わせた面積で、植物がしっかり水を浄化するために必要な広さです。私の経験では、20平方メートル以下だと、どうしても水質が安定しにくく、頻繁なメンテナンスが必要になります。もし敷地が限られているなら、泳ぐエリアを小さくして、その分浄化エリアを広く取るという設計がおすすめです。または、プール全体を小型化して、主に足を浸す「足湯スタイル」にするのも一つの方法です。ただし、自治体によっては庭に水場を作る際に許可が必要な場合もあるので、事前に役所で確認するのを忘れないでくださいね。
Q: 自然游泳池のメンテナンスって、思ったより大変じゃない?
A: 完全に放置でOKというわけではありませんが、塩素プールに比べれば格段に楽です。私がアドバイスしているのは、週に1回、枯れた葉っぱを拾い、水面のゴミを取り除くこと。これだけで十分です。ただし、秋の落ち葉の時期だけは要注意で、ネットを張らないと大量の葉っぱが底にたまって腐敗し、水が真っ黒になります。私も一度それをやらかして、丸2日かけて掃除した苦い経験があります。また、水質は簡易キットで月に1回チェックすれば安心です。pHが6.5~8.0の範囲内で、アンモニアが検出されなければ問題ありません。「ちょっとくらい大丈夫」が最大の落とし穴なので、こまめなチェックを習慣にしてください。
Q: 自然游泳池に植える植物は、何を選べばいいの?
A: 私の一押しは、ホテイアオイ、ヨシ、スイレンの3種類です。ホテイアオイは浮遊性で根から栄養を吸収し、水質浄化に抜群の効果を発揮します。ヨシは根が深く張るので、土壌ごとろ過するのに最適です。スイレンは葉が水面を覆うことで日差しを遮り、藻の発生を抑えてくれます。さらに、水中の酸素供給役としてクロモやセキショウモも欠かせません。私は最初、この酸素供給を軽く見ていて、夏場に水が一気に腐ってしまった経験があります。それ以来、浄化エリアには必ず酸素供給植物を全体の3割以上は入れるようにしています。ただし、在来種を選ぶのがコツです。外国産の珍しい植物は見た目は華やかですが、日本の気候に合わず枯れたり、病害虫に弱かったりすることが多いので注意してください。